シンプルコーヒー楽(がく)
<プロローグ>
コーヒーの魅力にとりつかれたのは30歳頃と記憶する。もう30年以上も前になる。ビール工場に隣接するカフェで飲んだコーヒーが衝撃的に美味かったのだ(その理由は10年以上たって判明、後で解説)。凝り性の性格ゆえに豆にこだわり、水を選び、器具を揃えた。インターネットなど存在しない時代なので頼りになるのは専門家が書いた「解説書」のみ。文面どおり試してみたが「あの味」は再現できなかった。
50歳を迎え脱サラした。東京喫茶技術専門学校で学ぶためだ。そこで知識と技術を身に付けた。幸いなことに生徒数が少なかったので講師からマンツーマンによる指導を受けることができた。卒業して自宅へ戻ってから気づいたのだが30年前に初めて買った「入門書」の著者が専門学校の講師だったのだ(嘉茂明宏先生)。感謝を伝えることはできなかったが、熱湯抽出という世間とは真逆の方法を貫く姿勢、これには驚いた。その後、準備するも開業できずサラリーマンに復帰、今に至る。
机上では多くの達人がこだわりの抽出方法を教えてくれた。その中には相反する理論もある。コーヒーは嗜好品であり、それを試して飲んでみて美味ければ、その理論は正解なのでしょう。つまり「教え」は何でもありなのです。(やや言い訳...)私が掲載する「シンプルコーヒー楽(がく)」は文字どおり、コーヒー学説をシンプルに捉えたものです。気楽にお付き合いください。
<掲載場所>
「カフェシェア」サービス内の各コーヒーカップ閲覧ページに、順に掲載していきます。苦労して揃えたコーヒーカップのコーナーを閲覧場所としました。
※「トップページ」 > 「商品と料金設定」 > 「カフェシェア②←ここから」 > ウェッジウッド・ワイルドストロベリー・カップ内~
<内容>
■ コーヒーの味を決める要素(ドリップコーヒー)
■スペシャルティ・コーヒーの定義
■スペシャルティ・コーヒーの実力、目隠し実験
■コーヒーの品質ピラミッド
■抽出工程での「ミス」とは
■「ミス」を減らすために
1. 賞味期限内に飲む = 痛まないうちに使い切る
2.適温で抽出する
3. 粉と湯量のバランス = 8掛けの法則
4. 制限時間内で抽出 = 3分ルール
5. 粒度を揃える
■味の好みと味付け
■味変の演出
1. 焙煎度ライン
2. 濃度ライン
3. 純度ライン
①ストレートコーヒー
②ブレンドコーヒー
【スペシャルティコーヒーに挑めるは、超絶ブレンドか】
③配合テクニック
4. 変身度ライン
⬛️謎深き飲み物よ、アイスコーヒー
・冷たいコーヒーとアイスコーヒーは別モノ
・ドリップ式アイスコーヒーについて
・クリームダウン
・コールドブリューコーヒー
・ダッチコーヒー
・砂糖とミルクの順番
・達人の技
・シンプルコーヒー(楽)として言えること